紫陽花の季節がやってまいりました

今年も梅雨の時期になりましたね。

梅雨といえば、カビが生えやすい、洗濯物が乾きにくいなど、マイナスのイメージが大きいかもしれません。

でも、梅雨の時期にしか楽しめないものもあります！

それが、そう！紫陽花（アジサイ）です！！

品川シーズンテラスの横の歩道にて

しとしとと降る雨の中でしっとりと咲く紫陽花は、その独特の風情から日本の風物詩として親しまれています。そんな紫陽花をよく観察してみると、様々な色の花を咲かせていることに気づきます。

ここで皆さん！紫陽花の花の色が決まる理由をご存じですか？

それはズバリ、「育った土と水」です！！

土が吸収した水が酸性ですと青色、中性ですと紫色、アルカリ性ですと赤色になります。

小学校の頃に理科の実験で使ったリトマス紙とは色が逆になっていますね〜

港南和楽公園にて

というのも、紫陽花の色のベースになるのが「アントシアニン」という色素になります。

アントシアニンは通常赤色ですが、土から溶け出してきたアルミニウムと反応すると青色に変化します。

酸性の土からは多くのアルミニウムが溶け出し、その水を吸収した紫陽花は青色に育ちます。

一方で、アルカリ性の土からはアルミニウムが溶け出しにくく、その水を吸収した紫陽花は赤色に育ちます。そして、その中間が紫色になります。

そもそもアントシアニンを含まないものは白色の花を咲かせます。

面白いですね〜

港南緑水公園にて

ちなみに、港南緑水公園にはたくさんの紫陽花がいました。良かったら足を運んでみてください！

港南ふれあい広場にて

日本は火山大国であるため、酸性の土壌が圧倒的に多く、青色や紫色の紫陽花が殆どを占めていると言われています。

赤色の紫陽花を見かけたらラッキーですね。

品川へお越しの際は、赤色の紫陽花を探してみてはいかがでしょうか。

品トピ