名将も信仰した品川宿の総鎮守・荏原神社
今回の品トピでご紹介するのは、旧東海道の品川橋付近に位置する品川宿元総鎮守・荏原神社。品川の地で古くから「龍神さま」として親しまれてきた由緒ある神社です。御祭神の高龗神(たかおかみのかみ)は、水を司る龍神として、雨・水の調整を司り、厄除けや災難除けの力を持つとされています。
創建は元明天皇の御代・和銅2年(709年)。高龗神をお迎えしたことが始まりとされています。その後も神明宮(じんめいぐう)や京都・八坂神社の牛頭天王(ごずてんぐう)をお迎えするなど信仰を広げ、源氏・徳川・上杉など名だたる武家からも信仰を受けました。
また明治元年には、新都で東京に主要な神社十二社を准勅祭社として定められています。
主な行事には、貴布禰祭・天王祭・大鳥祭があり、これらは荏原神社の三大祭りとされています。貴布禰祭は毎年9月9日に創建祭として実施され、天王祭は6月に都内唯一の御神面神輿海中渡御が行われます。そして大鳥祭(酉の市)は毎年11月の酉の日に実施されます。
かつて品川宿の総鎮守と人々から親しまれた荏原神社は、現在も貴布禰祭や天王祭、大鳥祭(酉の市)などで人々が集まり、品川の街を守り続けています。
最寄駅は、京浜急行「新馬場駅」北口より徒歩約5分です。
旧東海道・品川宿を巡る際は立ち寄り必見の神社です




